新富町職員ブログ
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2018年5月16日 実りの初夏

みなさん、こんにちは。

今回は、農業振興課の長友がお届けします。

 

実りの・・・といえば、やはり「秋」を思い浮かべる方が多いかと思います。
やはり、穀物や果物などの収穫が多くなる季節である「秋の」イメージが強いですが、
新富町には実りの「初夏」もあるのです。

 

 それは「小麦」です。




○小麦の穂

 

前年の10月下旬から11月下旬にかけて種をまき、
麦踏みや土入れ、追肥等の作業を経て
今年は5月14日から刈取りが始まり
5月末にかけて最盛期を迎える見込みです。



○小麦は、米を収穫するコンバインで収穫できます!!

 

新富町で「小麦」?と思われるかもしれませんが、
平成30年産の作付面積は、72haもあるのです。
新富町での小麦栽培は平成23年産から始まり
平成25年産からは本格的に小麦の作付けを推進してきました。

その頃からすると3倍以上の作付けとなっており
新富町を小麦の産地として根付かせるため
将来的には100ha以上の作付けを目指しています。

 

新富町で生産する小麦は2種類あります。

まず、「チクゴイズミ」です。
この品種は製粉すると中力粉になり、うどん麺に適しています。
宮崎県では年齢層を問わず古くから“うどん文化”が浸透しており
新富町産小麦を使ったうどん麺は、各種スーパーやAコープ等で販売されております。
また、新富町内にある「ながのうどん」さんにおいては
町産小麦100%でおいしいうどんを提供いただいております。

 

つぎに、「ミナミノカオリ」です。
この品種は準強力粉で、パンや中華麺に適しています。
国民全体が米と同じくパン食を好むようになってきたことや
全国的なラーメン人気により安定的な需要があります。
ラーメン店では、「風来軒」さんや「響」さんで使用されるようになってきております。

 

作付面積を拡大し、生産量を増やすことで、前述のような販路も出来てきました。
今後も「小麦の産地、新富町」を目指し
安定的に、安心安全な新富町産小麦生産の推進に努めてまいります。

みなさんも一度、新富町産小麦を使った「うどん麺」、「中華麺」をご賞味ください。

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