皆さんこんにちは。新富町役場福祉課の宇都宮といいます。
突然ですが、皆さんは“シナプソロジー”という言葉を聞いたことがありますか?
“脳トレ”といった方が分かりやすいかもしれません。『シナプス』(脳神経細胞同士の結びつき)と『‐Logy』(○○理論)を組み合わせた造語なのですが、脳をわざと混乱させる動作を行いシナプスの活性化を図るものになります。
具体的にどんな効果が出るかというと、
(1)手先が器用になる
(2)判断するスピードや反応するスピードが上がる
(3)脳の認知機能(思考・言語・注意・空間視野・記憶)が向上する
(4)爽快感が向上し、疲労感・抑うつ感・倦怠感が低下する
などなどの効果があるといわれています。
認知症予防としての脳トレと思っている方が多いのですが、小さな子供からアスリートの方まで幅広く効果が得られるメソッドになっています。
今年の7月に研修を受け、私もシナプソロジー普及委員の一員になりました!!

今、新富町ではしんとみキラリ輝き教室(一般介護予防教室)を29地区の町民の皆さんが取り組んでいるところですが、教室を始めて2年3ヶ月が経った地区にはシナプソロジーをご紹介しています。先日は新田原地区のみなさんと一緒に行ってきましたので、一部紹介したいと思います。

これは、新田原地区の皆さんと[耳鼻つかみ]というプログラムをしているところです。右手で鼻をつかんで、左手で右の耳たぶをつかみます。「せーの」の合図で今度は左手で鼻をつかんで、右手で左の耳たぶをつかみます。
文字にしてみると、なんだか簡単にできそうですが、耳たぶと耳たぶをつかんだり、うまく耳がつかめなかったりと、脳が混乱してなかなか簡単にはいきません。失敗しているときが、脳が混乱して一生懸命考えてシナプスが電気信号を送っているので活性化されていきます。簡単にできるようだと、逆に効果がありません。失敗しても“わっはっは(*^_^*)”と笑うことで幸せホルモンも分泌され、教室は盛り上がり、効果が何倍にも増加します。
他にも楽しくみんなでできるシナプソロジーもたくさんありますので、皆さんぜひ取り組んでみてくださいね。