野菜は、切り方がポイント!
毎日たっぷり食べたい野菜。繊維の多い野菜も、切り方を工夫すれば、噛みにくいひとや飲み込みにくい人にも食べやすくなります。
口に残りやすい皮はむいたり、繊維と直角に切るのが、どの野菜でも基本です。
玉ねぎ
ソフト食では「つなぎ」として大切な野菜。繊維が多いので、繊維に直角に切ります。
にんじん
かたいので、やわらかくなるまで十分に加熱します。薄く切ると食べやすい上、火の通りも早く、やわらかさも均一になります。

煮物などには、口に取り込みやすい大きさと薄さに切ります。

付け合わせや飾りには、ピーラーで薄くむいたものを使います。
かぼちゃ
皮がかたいので、噛みにくい人には皮をむきます。

半分に切り、スプーンで種とワタを掻き出します。

口に残りやすいので、完全に取り除くのがポイント。

皮をむく場合は、電子レンジで加熱してからむくとむきやすい。

くし型に切ります。

口に入れやすい大きさに切ります。
白菜
繊維の多い野菜ですが、切り方で食べやすくできます。

味噌汁などに入れる場合、繊維と直角に細く切ります。
キャベツ
かたいですが、繊維と直角に切るのがポイント

芯を取り除きます。

葉を繊維と直角に千切りします。
山芋
エビのすりみなどの「つなぎ」として大切な野菜。粘りが危険なので、加熱をして粘りとって使うのがポイント。

つなぎとして使う場合、まず、皮をむいて蒸します。

冷まして、1cm幅にカットしてフードプロセッサーにかけます。

なめらかになるまで撹拌します。
協力
財団法人 潤和リハビリテーション振興財団
参考文献
「いつもの材料でつくるソフト食-高齢者メニュー50」(鉱脈社刊)
「黒田留美子式高齢者ソフト食標準テキスト上巻/下巻」(リベルタス・クレオ刊)