新富町職員ブログ
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まちおこし政策課 出口です。

小生、実は今年5月で51歳になります。

人生の半分はとうに過ぎ去り、体力も衰え、目も遠くなる日々です。

特にネガティブ?いやボジティブ?

どっちかわかりませんが、鏡を見るたびに「オデコノ広さ」「髪の毛の密度の無さ」にガッカリ、
「増毛、増毛、増毛!!」と思いつつも、
今のところこれ~~っ!といった特効薬が見つからず…

正直、諦めている今日この頃です。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。


私、新富生まれの新富育ち、日置地区(高鍋町境の富田浜海岸沿い 波の音が聞こえます)に生まれ育ちました。
あまり背は高くない、あまり足は長くない、あまり痩せてない、どちらかというと、超外人離れしている顔デカ男、純和風な出で立ちをしております。

勉強はあまり得意でないアウトドア派の私。
幼少のころの遊び場といえば「富田の浜」でした。

砂浜では、ソフトボールで汗を流し、(株)Y水産の地引網漁を手伝い網を引っ張っていました。


この富田浜、元旦には必ず地区民総出で火を囲み初日の出に手を合わせ、かなわぬ夢を願ったものです。
野中地区の元旦行事

2013年の初日

また、新年初の海水を汲み庭にまく伝統は今でも変わっていません。

さらにはアカウミガメが産卵に訪れる超有名な海岸。
5月から8月の間、何と800頭余が上陸します。
夕方上陸し明け方には海に帰っていきます。

滅多に遭遇しませんが運が良ければこのようにお目にかかることができるかもですよ!

手前は「カメ」ではなく「ビン」ですから。ヨロシク!


またつい先日、砂浜をコースとした「Sweets マラソン」が行われ多くの参加者で賑わいました。
小生です。

ドルチェおかしなマラソン

何と来月には、砂浜の高低差を活かした乗馬の競技も予定されているようです。
松林と馬

松林と馬

もっとあります。

富田浜には日本でも珍しい入江があります。
波がたたないためレガッタの大会が頻繁に行われています。
また、カモが飛来し羽を休めている光景はなかなか風情があります。

富田浜入江


入江に接する斜面には、町の花「ルピナス」が元気に育っています。

ルピナス生長中

そろそろ咲き始めます。
楽しみです。

一方海岸線には、青々とした松林(潮害防備保安林)があります。
富田浜周辺を潮の被害から守ってくれる重要な役割を果たしています。

富田浜の松林

また松の木の下でしか採れない「シュロ」というキノコを採って食べていたあの頃が懐かしいです。

ただ、この松の木がこの写真のように松くい虫の被害にさらされています。
枯れる松林

多くの予算を投じて駆除を行っていますが、なかなか歯止めがかかりません。

このままでは『松林が壊滅してしまうのでは…』と心配しています。

新富町は「野菜の町」「農業の町」として名が売れていますが、
実は航空自衛隊新田原基地や国の天然記念物「座論梅」、
天然かけ流しで有名な「ラジウム温泉サン・ルピナス」など、観光名所や大自然がたくさんあります。

中でも、この富田浜は「白砂青松」超観光スポットです。

私の人生の半分はとうに過ぎ去り、体力も衰え、抜け毛はもうあきらめました。

しかし、白い砂浜・青い松・入り江、この富田浜を残すことはあきらめるわけにはいきません。
後世に残していくことが私どもの使命です。

予算を投じて自然を残すことはもちろん大事です。


ただ、1本でもいいから松を植える。
 一本でもいいから海岸のペットボトルを拾う。
  一本でもいいから花を植えようではありませんか。

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