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ソフトトンカツのカツ丼


ひき肉で作るので、ふっくらやわらか
ソフト食のトンカツは、ひき肉を使って作ります。「卵の素」と「炒め玉ねぎ」のつなぎを加え、一度蒸してから揚げるので、やわらかく、食べやすく作ることができます。今回はご飯にのせて、ボリュームたっぷりのカツ丼にしました。
ソフトトンカツのカツ丼

エネルギー 466kcal
塩分 1.5g
たんぱく質 21.3g
脂質 18.8g
炭水化物 46.4g

普通食で作ると
豚肉はひき肉を使わず、ロース肉やヒレ肉を使用します。

材料


豚モモひき肉 …200g
玉ねぎ …200g
サラダ油 …適宜

A(卵の素)
卵黄 …1個分
サラダ油 …適宜

塩 …少々
コショウ …少々
うす口醤油 …小さじ2


小麦粉 …大さじ3
卵 …1/2個
パン粉 …カップ1/2

揚げ油 …適宜

玉ねぎ …120g

B
だし汁 …カップ1
うす口醤油 …大さじ1
上白糖 …大さじ2
みりん …大さじ1/2
酒 …小さじ4

卵 …4個
三ツ葉 …4本

きざみのり …適宜

ご飯 …500g

作り方

(1)玉ねぎを細かいみじん切りにする。サラダ油で透明になるまで炒め、冷ましておく。
(2)Aを白っぽくなるまで泡立て器で撹拌して「卵の素」を作る。
(3)ボウルに(1)と豚モモひき肉、(3)、塩とコショウ、うす口醤油を入れ、粘りが出るまでよくこねる。
(4)(3)を4個分に分け、棒状に形を整える。蒸し器で15分間蒸す。
(5)その間に煮汁を作る。玉ねぎは繊維と直角にスライスする。Bを火にかけ、玉ねぎを入れ、やわらかくなるまで弱火で煮る。
作り方1

(6)蒸し上がった豚肉に小麦粉、溶き卵、フードプロセッサーで細かく砕いたパン粉の順にまぶし、180℃の揚げ油で表面がきつね色になるまで揚げる。
作り方2

(7)(5)に1センチ幅ぐらいに斜めにカットした(6)を加える。卵を2回に分けて加える。1回目が固まったところで2回目を加え、半熟の状態で火を止め、三ツ葉をのせる。 (斜めに切ることで肉の表面積が広がり、やわらかく仕上がる)
(8)炊いておいたご飯の上にのせ、きざみのりを飾る。

調理のポイント

(1)やわらかいひき肉でトンカツを作ります。「卵の素」と「炒め玉ねぎ」のつなぎで肉がなめらかに、やわらかくなります。
「卵の素」
「つなぎ」の利用
(2)蒸してから揚げるのでふんわり仕上がります。
(3)パン粉は細かく砕いて口に取り込みやすくします。




協力
財団法人 潤和リハビリテーション振興財団
参考文献
「いつもの材料でつくるソフト食-高齢者メニュー50」(鉱脈社刊)
「黒田留美子式高齢者ソフト食標準テキスト上巻/下巻」(リベルタス・クレオ刊)

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