12月2日に中央公民館で第4回議会報告会が開催されました。
今回は、8月30日に文化会館で「議会と語ろう」と題して開催した議会シンポジウムにおいて、議会が12月定例会前に議会報告会開催を町民に約束したことによるものであります。
議会シンポジウムは、新潟県立大学准教授の田口一博氏による基調講演「町民と向き合う議会」と町内各種団体代表5人のパネリストによるパネルディスカッション「新富町議会に期待すること」があり、議会基本条例の作成にあたり、「町民が議会に何を約束してほしいか」を町民の皆様と語り合う場でありました。

(議会シンポジウム開催の様子)
さて、議会報告会の概要であります。
長濵博議長の挨拶後、常任委員会(総務産業常任委員会、文教厚生常任委員会)と、特別委員会(基地対策特別委員会、議会活性化特別委員会)から活動報告があり、町民との質疑応答がなされました。

(第4回議会報告会開催の様子)
総務産業常任委員会では、議会シンポジウムで町民から質問がありました「野生サルによる被害防止」について調査した事項の報告がありました。

(総務産業常任委員会報告の様子)
文教厚生常任委員会では、本町の国民健康保険税事業を取り上げ、特定健診率アップの有効性と行政調査した先進地(長野県・群馬県)の三自治体の「健康づくりの取組み」についての報告がありました。

(文教厚生常任委員会報告の様子)
基地対策特別委員会では、防衛省・総務省等への要望活動と行政調査を実施した石川県・岐阜県の三自治体の防衛事業(町づくり事業)等についての報告がありました。

(基地対策特別委員会報告の様子)
議会活性化特別委員会では、議会基本条例(案)を提示し、条例制定に向けた経緯や目的、町民に特に関心がある「町民と議会の関係」等についての説明がありました。

(議会活性化特別委員会報告の様子)
出席者からは次のような質問がありました。
・ピロリ菌検査の補助による推進
・有害鳥獣(サル)の防護方法
・1130運動(一週間に一回、30分以上の運動を行う)の推奨
・生活道路整備の件(激甚地区と他の地区では負担が違う)
・オスプレイ対応の件
・基地交付金の算定方法と飛行機への償却資産税賦課の有無
・再編交付金による街灯設置問題
・基本条例に規定する議決権の範囲、災害の議会対応、行政機関への出席要求
・町民との約束では、何を担保にするのか。等
この日は平日の月曜日、しかも年末の忙しい時期に夜7時から始めた議会報告会には、多数の参加者がありました。
質疑応答に1時間取ってありましたが、次々に質問の手が上がり、終了予定の9時を過ぎて残念ながら質問を打ち切らざるを得ませんでした。
町民の皆さんからの忌憚のないご意見を頂き、議会に期待する関心の高さを、改めて感じさせるものでした。
以上、今回の担当は議会事務局の井上でした。