新富町職員ブログ
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 青年海外協力隊、モンゴル派遣の保健師古川です。

先日は、幼稚園の先生への健康教育に同伴しました(子どもたちはお昼寝中です)。モンゴルの伝統的な家であるゲル式の幼稚園もあるんですよー^^

モンゴルの伝統的な家

モンゴルの幼稚園
健康教育の後、子どもたちが水を大切に使う姿を見て、学ばされることがまだまだたくさんあるなぁと実感したところです。

 

モンゴルに来て約1年3か月経ちました。こちらは短い夏が終わり、長い冬を迎えようとしています。現在(10月下旬)、最高気温は10℃前後、最低気温は-5℃前後(新富町で言えばもう冬になるのかな・・・)。これから-30~40℃の世界が待っています。

そんなモンゴルでの冬を、どのように過ごしているのかご紹介したいと思います。

 

まずは、室内。

アパートや一軒家などの各施設にはパールという温水暖房設備が備わっていて、寒くなってくると町中で一斉稼働し始めます。ですので、建物の中は毎日ぽかぽか、薄い長袖Tシャツ1枚で過ごせます。

パールという温水暖房設備

写真は私の配属先の保健センターのパールです。見た目はオイルヒーターのような感じですね。この中を温水が循環しています。私の過ごすバガノール地区は9月15日から稼働しています。

 

ゲルの場合は、ゲルの中にあるかまどに火を炊いて寒さをしのぎます。

モンゴルの家の中にあるかまど

燃やす燃料はなんだと思いますか?

答えはこれです。

かまどの燃料

なんだかわかりますか?

実は、家畜の糞なんです。乾燥した糞は燃えやすく、とてもいい燃料なんです。匂いも特にありません。

ただ、糞以外にも石炭や使い古しのタイヤ、その他もろもろも燃やすため、冬の大気汚染が問題になっているのも事実で、人口の多い首都ウランバートルでは特に深刻化しています。

 

次に、服装です。

私は、真冬に外出する際は、

長袖の下着、長袖Tシャツ、セーター、ダウン(薄いものと厚いもののダブル使い)、帽子、マフラー、タイツ、ズボン(裏起毛)、靴下、ブーツ(中が起毛)

といった感じです。

モンゴルの人からは、「寒さをしのぐためには、足を冷やさないようにすることだよ、らくだの靴下を履くといいよ。」と教わりました。

これがらくだの靴下です。

靴下

値段はリーズナブル(日本円で250円位)なのに、とっても暖かくて、耐久性もあって、南国宮崎生まれの私にとっては手放せない必需品です。

そんな感じで、私は昨年、モンゴルの寒い冬をなんとか過ごしたのですが、モンゴルの人いわく、昨年は暖かかったそうです。-20℃以下だったんですけどね・・・。そして、今年は100年に1度の寒い年になるとかならないとか・・・。

どんな冬が待っているのか・・・楽しみです・・・。

 

以上、モンゴルから古川がお伝えしました。

モンゴルについて、聞いてみたいこと等ありましたら、いつでもご連絡下さい。

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