みなさん、こんにちは。
まちおこし政策課のえんざきです。
かなり日があいてしまった職員ブログですが、この伝説を紹介するのにちょうどいい時期かと思いまして、投稿させていただきます!
●なぜちょうどいい時期なの?
私が個人的に10年以上関わっている「町民ミュージカル」。
今年度は、12月26日(土)に上演するのですが、今回のお話が、観音山の伝説を少しモチーフにしているからなんです。
●観音山の伝説って?
鎌倉幕府の初代将軍「源頼朝(みなもとのよりとも)」。
彼の叔父にあたる「源為朝(みなもとのためとも)」は、その武勇ゆえに様々な伝説となって各地にその名を残しています。
実は、新富町もその一つ。
昔々、観音山の岩屋に男女の鬼が住んでいた。
鬼は、あたりの村人をかどわかしたり、田畑を荒らしたりし、人々を困らせていた。
そこに鬼退治に現れた源為朝が、舟で海から岩屋に近づき矢を放つと、矢は女鬼の目にグサリと命中!
鬼たちは、一目散に逃げて行った。
以来、人々はその地を鬼付女(きづくめ)と呼ぶようになったという。
というもの。(『新富町史 通史編』より)
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←岩屋の真上の山頂から撮影。
富田入江と海が見えます。
あんなところから、弓を当てたなんて… |
また、富田八幡神社にも源為朝の伝説が残っています。
保元年間、源為朝は鬼付女の丘(観音山?)に山城を築き、富田八幡神社を信仰した。
神社には、為朝の鎧や帷子、矢じりなどを寄進した。
●今年度の町民ミュージカルは?
実は過去の町民ミュージカルでも、この源為朝伝説をモチーフにした話が上演されました。
その時は、為朝は幽霊で登場。
小学生の女の子のかわいい初恋と、観音山の伝説の鬼が復活し、ピンチに陥る新富町のお話でした。
今回は、源為朝は登場しませんが、為朝の意思というか信念のようなものがテーマ。
物事に挑戦する勇気を持てない青年と、不思議な幽霊の出会いから物語は始まります。
幽霊は、勇気が持てない青年に、源為朝の伝説とその武勇を語り、一本の弓を預けます。
弓を受け取った青年は不思議な感覚に襲われて、気が付いたら65年前の新富町にタイムスリップしていて…。
戦後の新富町で青年は、勇気を取り戻すことができるのか?
65年前に待ち構えている困難とは?
お時間のある方は、ぜひ、観に来てください!
町長も出演します!
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過去のブログにも、観音山紹介記事が載っています! →
こちら