会計管理者の桑畑です。
日向灘の絶景を一望する観音山公園に登られたことはありますか。
私は近くに住んでいながら、年1回程度しか登りません。
今回は、「観音山八十八ヵ所」についてご紹介したいと思います。
「エッ! そんなもん知らんかった。」といわれる方はおりませんか?
登山口から上り坂、周回通路沿いに並ぶ石像群を知っておられますか。
これは大正12年に信仰厚い富田村の人々によって大師像88体、観音像33体が設置され、「西国新四国八十八ヵ所」の霊地と呼ぶようになったものだそうです。
聞くところによると、当時、農作物が不作であり、尚且つ疫病が流行し、何とかこの厄を払いたいとの思いがあったようです。
奉賛会では、毎年「春分」の日に「富田観音八十八ヵ所例祭」として参拝者を接待する行事を盛大に行っていました。
しかし、太平洋戦争開始とともに自然消滅。
戦後、奉賛会は「観音山大師観音奉賛会」と改めて復活し、荒廃した石像及び周辺の整備を行いました。
現在は、奉賛会会員も少なくなりながらも、細々とではありますが毎年「お大師さん祭」を開催しているところです。
今年は、うるう年でありましたので、3月20日の日曜日に開催いたしました。
みなさん、来年は参加してみませんか。
①登山口(公園看板他)駐車場もありますよ!
②八十八ヵ所、三十三観音石標(いつもお花を供えていただき有難うございます。)

ここからやや急な上り坂がありますが、途中に休憩所もありますのでゆっくり登ってください。
春は桜を楽しみながら登れます。
③登りきると、ありがたい大師像がお出迎えをいたします。

ほんとのことを言うとここまで来たらほっとします。息を整えましょう。
④これは南東側から始まる一番の観音像(ここから右回りで一周しています。)

すぐ東側には灯台、展望台があり日向灘の絶景が見渡せます。
⑤通路に面し、整然と設置されています。寄進された人の名が刻んでありますよ。
⑥同上(いつもお花が供えられている石像も…)
⑦登坂の途中から見える町の景色

この日は桜もまだ一分咲き?程度。
このブログが掲載される頃にはもう散っているかも、来年をお楽しみに……!
観音山には無人灯台や展望所もあり、お弁当を持ってピクニックも楽しめますよ。
ぜひおいで下さいね!