新年あけましておめでとうございます。
令和3年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は、町政全般にわたり、多大なご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、国難とも言うべき未曾有の事態に直面しました。
国の「緊急事態宣言」の発令や、西都児湯郡圏域におけるクラスターの発生に伴い、不要不急の外出自粛や公共施設の利用停止など町民の皆様の私権を大きく制限し、多大なご不便をお掛けいたしました。
新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みに対する皆様方のご理解ご協力に心より、感謝申し上げます。
引き続き、町民の皆様が安心して生活を送っていただけるよう、感染症対策や経済対策に全力で取り組んでまいります。
本町の出来事を振り返りますと、10月に国土交通省より、「新富スマートインターチェンジ(仮称)」の高速道路への連結が許可されました。この決定を大変喜ばしく思うとともに、これまでご尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。本スマートインターチェンジの設置により、本町への新たな玄関が出来ることになり、物流の効率化はもとより、周辺開発を通じて、地域経済の活性化やまちづくり機能強化に繋がっていくことを期待しております。また、航空自衛隊新田原基地との連携により、迅速な災害救援活動が可能となり、県内全域で大きな役割を果たすことが期待されます。
町としましては、一日も早い完成を目指し取り組んでまいります。
11月には、テゲバジャーロ宮崎が念願でありましたJ3参入を果たし、県内初となるJリーグチームが誕生しました。また、今年2月にはテゲバジャーロ宮崎のホームタウンである本町に建設中のサッカー専用スタジアム「ユニリーバスタジアム新富」が完成し、今シーズンからテゲバジャーロ宮崎のJリーグでの戦いが町内で開催されます。さらには、町内に新たに設立された女子サッカーのクラブチーム「ヴィアマテラス宮崎」が地域活動を町内で行いながら、女子プロサッカーリーグの参入を目指す活動も始まります。
スポーツで町内を元気にする活動が本格化する年になるものと期待しております。
さて、本年は、「第6次新富町長期総合計画」策定の年になります。本計画は、令和4年度から令和15年度までの、町政の方向性を示す重要な計画であります。策定にあたっては、人口減少に歯止めをかけるために策定している「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」とうまく融合させ、町民の皆様がずっと住み続けたい、町外へ出て行った「子や孫たちが帰ってきたくなるまちづくり」を目指し、町民の皆様からご意見を伺いながら策定してまいりたいと思います。町民の皆様のご協力をお願いいたします。
今年は、丑年であります。牛は食料としてだけではなく、古来から農作業や物を運ぶときの労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉に働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたという一説があります。
私の公約であります「子や孫たちが帰ってきたくなるまちづくり」の実現に向けて、町民の皆様の付託に応えるよう「誠実」に町政運営に取り組んでまいります。
結びに、本年が皆様にとって充実した素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げるとともに、新型コロナウイルスの収束を願いまして、新年のごあいさつといたします。
令和3年1月 新富町長 小嶋 崇嗣