令和5年12月15日、新富町は、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すため「新富町ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。
⇒新富町ゼロカーボンシティ宣言文
宣言の背景と目的
近年、地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により、各地で猛暑や大型台風などによる甚大な被害が発生している中、本町においても台風等による浸水被害が発生するなど、住民の生活や産業に大きな影響をもたらしています。地球温暖化の主な要因として、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの増加であることが考えられています。
2015年に合意されたパリ協定では、「地球の気温上昇を産業革命以前と比較して2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」ことが目標とされ、2018年に公表された「国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の特別報告書では、「気温の上昇を2℃よりリスクの低い1.5℃に抑えるためには、2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」とされており、日本においても、2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする」という、カーボンニュートラル宣言が行われました。
このような状況を踏まえ、新富町においても、「第6次新富町長期総合計画」に掲げた「子や孫たちが帰ってきたくなるまち」の基本ビジョンのもと、「快適で安全安心な生活がおくれるまち」を次世代に引き継いでいくため、気候変動への適応の課題と脱炭素社会の実現についてさらなる取組を推進していくことを決意し「新富町ゼロカーボンシティ宣言」を表明することとしました。
「ゼロカーボンシティ」とは
環境省では、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロ※にすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表した地方自治体のことを「ゼロカーボンシティ」と定義し、地球温暖化対策の取組を呼びかけています。
※実質ゼロとは…二酸化炭素などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、森林などの吸収源による
吸収・除去量とを均衡させること
(出典)環境省・脱炭素ポータル「カーボンニュートラルとは」
今後の取組について
- 省エネルギー化の推進
- 再生可能エネルギーの推進
- 循環型社会の推進
- 食品ロス削減の推進
- ゴミ減量化・再資源化の推進 など