環境対策課
2021年06月17日

ヤンバルトサカヤスデにご注意ください!!


ヤンバルトサカヤスデの拡大防止に御協力ください。

1ヤンバルトサカヤスデとは

 〇 ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来生物で、人体や農作物に対し害は与えないものの大量発生して不快さを催させる不快害虫です。

 〇 成虫は体長2.5~3.5cm、体色は褐色で、淡褐色と濃褐色の縞模様があり、在来種のヤスデよりも大型です。

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2ヤンバルトサカヤスデの生態

 〇 湿度の高い草地や落葉の多い土壌、道端の側溝など、日当たりの悪い湿った場所を好みます。昼間は日射を避けて日陰に潜み、夜間に活動します。

 〇 降雨後など特に湿度の高い夜には集団で大移動します。集団で移動する時期は4~6月(幼虫の集団移動)10~11月(成虫の集団移動)の年2回です。

 〇 落葉や朽木、堆肥など分解の進んだ腐った植物質を餌としています。

 〇 寿命は1年程度、繁殖期は10~11月で交尾後は約1ヶ月で産卵します。1回の産卵で数百個の卵が扇状に生み出され、卵は8日程度で孵化して乳白色の幼虫となり、亜生体を経て成虫となります。

3ヤンバルトサカヤスデの生息域拡大防止対策

ヤスデの拡大は、生息地域からの樹木等の移植に伴い、土や堆肥などとともに、卵や幼虫が他の地域に運ばれることも大きな原因であると思われるため、以下のことが重要です。

 〇 生息地域からの園芸樹木等の根付き植物の持ち出しは極力さけるようにしましょう。やむを得ず持ち出す場合には、株もと・根回りに薬剤を十分に散布しましょう。宅配便を利用する場合も同様の処理をしましょう。

 〇 鉢物についても、根付き植物と同じような処理をするか、鉢全体を薬剤に浸すなどの処理をしましょう。

 〇 堆肥、敷わら、芋つる等や土木工事に伴う土砂等をやむを得ずヤスデの生息地域から持ち出す場合は、搬出現場で薬剤処理や燻蒸処理をしましょう。

4ヤンバルトサカヤスデの駆除方法

〇 幼虫は乾燥に弱いので、1月~8月頃の幼虫期に合わせた下草の除去(日当たりの改善)や側溝の清掃、土壌の掘り起しなどを行うと効果的です。

〇 居住空間への侵入を防止するには、蝋(ろう)やステンレス板、紙製ガムテープなど表面の平滑な素材を柱や壁などに貼り「ヤスデ返し」を設置すると効果的です。

〇 ヤスデは薬剤に弱いとされているので、ヤスデの地上での活動時期に合わせ、家屋の周りに薬剤を散布しておくと効果的です。


5ヤンバルトサカヤスデの駆除時の注意点
 ヤスデ駆除のために焼いたり熱湯をかけて刺激するとシアン化水素を含む悪臭ガスを放出します。このガスには他にフェノールなどの芳香族化合物が含まれ、気化したガスを大量に吸うと頭痛や下痢、吐き気といった症状に襲われることがあるので、注意が必要です。


ヤンバルトサカヤスデを発見された際には量販店で販売されている駆除剤をご使用ください。ご使用の際は使用上の注意をよくご覧になり、薬剤の流出や飛散にご注意ください。

課の業務内容

 環境対策課は、環境推進係、環境衛生係で構成されており、各係の業務内容は以下の通りです。

環境推進係
  • 一般廃棄物の適性処理及び減量化・資源化の推進に関すること
  • 塵芥中間受入施設の管理運営に関すること
  • 新富町し尿処理施設の管理運営に関すること
  • 浄化槽に関すること
  • 地球温暖化対策に関すること
  • 花と緑のまちづくりに関すること
  • 環境美化、環境保全に関すること
環境衛生係
  • 公害対策に関すること
  • 公共用水域、地下水質に関すること
  • 放置空き家の解消に関すること
  • 町営墓地の管理運営に関すること
  • 犬の登録及び狂犬病予防に関すること
  • 動物愛護に関すること
  • そ族・衛生害虫駆除相談に関すること

『よくある質問Q&A』環境対策課へのお問い合わせ一覧

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