こんにちは。
税務課 落合です。
皆さん、節税してますか?
そもそも節税って、税金のことを考えるってことでしょ?
税金って、計算が難しい。種類がたくさんあって、考えるのも面倒。
なんて思ってる方、多いと思います。
そんなこと言わないでくださいよ。
節税は、まず税に興味を持つことから始まるんです!
そこで今回は、税について少しでも興味を持ってもらうために、皆さんにとって身近な税であり、私の唯一の得意分野である住民税について少しだけお話したいと思います。
早速ですが、今年の住民税額が一気に上がった方!
たくさんいらっしゃるかと思います。
私も毎年、住民税の通知書を見てがっかりする人の一人です。
住民税額が前年と比べて上がる理由には、だいたい以下の2つが考えられます。
・所得が上がった。
・控除額が減った。
単純です。シンプルイズベストです。
例えば、給料が増えて所得が10万上がった方。
住民税は税率が10%なので、単純計算すると年税額が1万増えます。
中古の高級車を売って、所得が100万増えた方。年税額が10万増えます。
お子さんが就職して、扶養控除がなくなった方。
例えば20歳のお子さんの扶養控除額(住民税で45万)がなくなった場合、年税額が4万5千円増えます。
前前年中に15万円の医療費を払って、前年度の住民税で5万円の医療費控除を受けていた(医療費控除額は、支払った医療費-保険等により補填された額-{10万円か所得の5%かどちらか低い方の額}です)が、今年度それがなくなった方。
年税額が5千円増えます。
こう考えると、住民税って単純でわかりやすい税です。
基本「税率10%」だけ覚えていればいいのですから!
(※土地の譲渡等による所得の税率は異なります。)
そもそも住民税額なんて気にしてなかった!なんて方は、住民税の通知書を見てみてください。
住民税の通知書なんて捨てた!って方は、来年からは取って置いてください。
住民税課税の大元となる源泉徴収票や確定申告書の控えもぜひとも取って置いてください。
税額の変化には、必ず理由があります。
前年との比較をし、変動の理由を考えるのも結構楽しいものです。(お金を払うのは楽しくありませんが…)
また、変動の理由を理解し、税の知識を増やすことが節税の第一歩なのです。