便利な調理器具を大活用!
電子レンジをはじめ、家庭にある調理器具をうまく使って、食べやすい料理づくりに挑戦しましょう。
蒸す・煮る
圧力鍋
肉や野菜の下ゆで、煮込料理に便利。短時間で食材をやわらかくすることができます。沸騰するまで強火、その後は弱火にして使うのが基本です。
電子レンジ
短時間で調理でき、少人数の調理にも便利です。野菜の下ごしらえにも便利で、青菜などは水分を含ませてラップをして加熱します。ゆでるより、栄養の損失が少ないのも利点です。
蒸し器
蒸気を利用して調理するので、食材がふっくらやわらかく仕上がります。
すりつぶす
フードプロセッサー
刻む、練る、混ぜるなどのほとんどの作業ができ、水分がなくても撹拌できるので便利。ハンバーグなどのひき肉料理、魚のすり身、野菜のみじん切りなど、下ごしらえを手早くすることができます。
ミキサー
野菜のポタージュ、野菜や果物のジュース作りに便利。撹拌するには水分を加えます。
ミルサー
1~2人分のジュースづくりなどに便利。水分がなくても撹拌できるので、煮干しやごまを使った自家製のふりかけも作れます。
ハンディフードプロセッサー
パワフルなモーターで、混ぜる、つぶす、泡立てる、刻む、砕くなどの調理を1台でこなします。グラスの中や鍋の中で使えるのも便利です。
すり鉢・すりこ木
日本の伝統的な調理器具。魚のすり身、山芋のすりおろし、あえ物づくりなどに作ります。フードプロセッサーやミキサーと違い、じっくりとすりつぶすようにすることで、粘りのある仕上がりになります。ごまも、じっくりと油が出るまですると香りが違います。
裏ごし器
野菜や芋類、豆などは、裏ごすことで繊維が取り除かれ、なめらかに仕上がります。下に濡れふきんを敷けば、滑らず、作業しやすいです。
協力
財団法人 潤和リハビリテーション振興財団
参考文献
「いつもの材料でつくるソフト食-高齢者メニュー50」(鉱脈社刊)
「黒田留美子式高齢者ソフト食標準テキスト上巻/下巻」(リベルタス・クレオ刊)