ソフト食づくりの基本ワザ

野菜は、切り方がポイント!


毎日たっぷり食べたい野菜。繊維の多い野菜も、切り方を工夫すれば、噛みにくいひとや飲み込みにくい人にも食べやすくなります。
口に残りやすい皮はむいたり、繊維と直角に切るのが、どの野菜でも基本です。

玉ねぎ

ソフト食では「つなぎ」として大切な野菜。繊維が多いので、繊維に直角に切ります。
たまねぎ01

たまねぎ02


にんじん

かたいので、やわらかくなるまで十分に加熱します。薄く切ると食べやすい上、火の通りも早く、やわらかさも均一になります。
にんじん01

にんじん02

にんじん03
煮物などには、口に取り込みやすい大きさと薄さに切ります。

にんじん04
付け合わせや飾りには、ピーラーで薄くむいたものを使います。


かぼちゃ

皮がかたいので、噛みにくい人には皮をむきます。

かぼちゃ01
半分に切り、スプーンで種とワタを掻き出します。

かぼちゃ02
口に残りやすいので、完全に取り除くのがポイント。

かぼちゃ03
皮をむく場合は、電子レンジで加熱してからむくとむきやすい。

かぼちゃ04
くし型に切ります。

かぼちゃ05
口に入れやすい大きさに切ります。


白菜

繊維の多い野菜ですが、切り方で食べやすくできます。

白菜01
味噌汁などに入れる場合、繊維と直角に細く切ります。


キャベツ

かたいですが、繊維と直角に切るのがポイント

キャベツ01
芯を取り除きます。

キャベツ02
葉を繊維と直角に千切りします。


山芋

エビのすりみなどの「つなぎ」として大切な野菜。粘りが危険なので、加熱をして粘りとって使うのがポイント。

山芋01
つなぎとして使う場合、まず、皮をむいて蒸します。

山芋02
冷まして、1cm幅にカットしてフードプロセッサーにかけます。

山芋03
なめらかになるまで撹拌します。



協力
財団法人 潤和リハビリテーション振興財団
参考文献
「いつもの材料でつくるソフト食-高齢者メニュー50」(鉱脈社刊)
「黒田留美子式高齢者ソフト食標準テキスト上巻/下巻」(リベルタス・クレオ刊)

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