新富町職員ブログ
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こんにちは。
農地管理課課長の壱岐です。
今回は、現在拡大中の「人・農地プラン」の実施状況についてご紹介します。

○人・農地プランとは
近年、これまで農地を管理してきた農業者が減少してきています。
農業の担い手が、耕作の規模拡大等を行いながら、地域の農地を守ってきている状況のようです。
このような中、農地を耕作している方農地を貸している方が、地域の農地の現況を双方で理解し、情報共有をする。
それが、「人・農地プラン」です。

耕作者は、地権者の財産である農地を維持し、また地権者は耕作者の集約等に協力するなど、お互いに、地域の農地を維持していきましょうとするものです。
現在、新富町内でも実施した地区、説明会を始めてる地区が増えてきています。


弁指地区の人・農地プランの話し合いの状況

○プランの活用例
1年に1回は、話し合いの場を持ちましょうというのが、人・農地プランです。
これまでプランを立ち上げた様子を紹介しますと、その内容は地域ごとで様々です。
当然地域の事情は異なりますので・・・今後いろいろな例が出てくると思います。

例えば、A地域では・・・
・地域の担い手(農業者)が、農業経営の規模拡大を考え、地域の地権者に引き続き
 農地の管理を任せていただくこと。
・今後、自作をやめられる方の地域の耕作者に声をかけていただくこと。
・地権者は、農地の保全をお願いすること。

また、B地域では・・・
・地域で法人化し、高齢化した農地所有会員とともに会員で農地を守ること。

さらに、C地域では・・・
・地権者と耕作者双方が世代交代の時期を迎えるにあたり、基準賃料や農地の相続のこと。

などなど。本当に多種多様です。



江梅瀬地区の人・農地プランの話し合いの状況


町内で一番先に実施した柳瀬地区の、三股町からの視察研修受け入れの状況


新富町は農業の町です。
全国的に農業者の減少、そして耕作放棄地の増加と不安な状況ではありますが、上記写真のような地域農業の風景はまだまだあります。

これらの農地を地域の方々、そして行政等の各種機関と一緒に守っていければ良いなと思います。
今後、地域のプラン実施に向け、ご相談をさせていただくことになると思いますので、その際はよろしくお願いいたします。

※「用語解説」内のリンクについてのご質問やご要望は、ウェブリオまでお問い合わせ下さい。