新富町職員ブログ
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環境水道課長補佐の緒方(水道グループ)です。
今回は4月6日に掲載した課長の金丸のブログに引き続き、「新富町の水道のしくみ(続編)」として、改めて弁指配水池と水道料金について紹介いたします。

○弁指配水池
前回、次の写真のとおり弁指配水池の築造途中まで紹介していましたが、11月に完成し運用を始めた新しい配水池の紹介をします。


≪ステンレス製 容量 1,200㎥(建設中)H28年4月時点≫

弁指配水池は、老朽化した配水池の代替え配水池であり、さらに、耐震構造を備えたステンレス配水池です。
昨年、防衛施設周辺民生安定施設事業として着手し、今年の11月に完成しました。
これで、既設配水池の容量とあわせて、受け持つ区域の12時間分の容量を確保することが出来ます。
改修前までは、次の表のとおり2,400㎥しか貯水能力はありませんでしたが、今では、大地震などの被災を受けても、ある程度の応急給水などに対応する水量を確保出来ます。



これが、新しく完成した配水池です。
その下の既設配水池とあわせて、3,100㎥の容量になります。

≪ステンレス製 容量 1,200㎥(完成)H28年11月≫


≪PC製 容量 1,900㎥(既設)≫

○水道料金

新富町水道事業は、主に町内の富田地区(追分、上日置地区を除く)、新田地区(柳瀬、瀬口地区を除く)、春日地区に給水を行っています。
その他の区域は、上新田一丁田地区にある一ツ瀬川営農飲雑用水広域水道企業団が給水をし、それぞれが独立した料金体系を持っています。

新富町の水道料金のお支払いは、年6回(奇数月の5、7、9、11、1、3月)です。
そのため、水道メーター検針員が偶数月の中旬頃、各家庭に設置されている水道メーターを検針し、前回指針と比べて使用された水量を通知し、翌月に請求しています。

   検針員が各家庭に配布するお知らせ表

なお、水道料金の支払方法は、窓口納付コンビニ納付口座振替(宮銀、高信、太陽銀行、労金、郵便局、児湯農協)があります。


上の写真と表は、お知らせ票の裏面に掲載している、一般家庭でよく使われる13mm量水器の水道料金早見表です。
2か月間での使用水量が33㎥までなら料金が5,000円以内になります。

私たちが1人で1日にどれくらい水道水を使うかというと、約330リットルといわれています。
たとえば3人家族の家庭で計算すると・・・
 
1人1日 330リットル × 3人 × 60日 = 59,400リットル
                    ㎥換算 = 59.4㎥
 
使用水量は59.4㎥となり、早見表では8,661円となります。
あくまでも家族構成、使用形態で違ってきますが、目安としてください。

では、身近なもので水道水の値段をみてみます。





5つの容器それぞれの水道料金を出してみました。
簡単に言えば、コップ1杯に水を汲んで0.03円お風呂に入るために47.3円の水道料金がかかるということです。
また、蛇口を開けっ放しで流れ出る水量は、1分間で約50リットルといわれています。
1時間、閉め忘れで流れる流量は・・・50リットル × 60分 = 3,000リットルの3.0㎥で、473円分の料金になります。
このことを頭にいれて、水道水を使用されると少しは節水のお役にたてるかと思います。

ライフラインである水道水は町民の皆様の日常生活に直結し、欠くことのできないものです。
私たち環境水道課は、いつでも安心・安全な水道水を供給できるよう施設の維持管理や老朽化した施設の再構築・耐震化などに努めています。
これからも新富町水道事業へのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

※「用語解説」内のリンクについてのご質問やご要望は、ウェブリオまでお問い合わせ下さい。