新富町において発生しました、高病原性鳥インフルエンザの防疫措置の状況は、次のとおりです。
事例の概要
発生場所
新富町大字三納代字北原牧3015-13
飼養状況
採卵鶏 66,000羽
団地全体で400,944羽、全て殺処分
ウイルスの型別及び性状の確定
平成23年1月23日
当該農場の属する組合から宮崎家畜保健衛生所に高病原性鳥インフルエンザの発生が疑われる事例(当日朝、20羽の死亡の確認)の連絡
平成23年1月28日
H5N1亜型(強毒タイプ)と判明
防疫措置状況(埋却処分)
日付 |
防疫措置の内容 |
1月23日 |
午後10時15分から午前0時まで防疫作業を実施、1,981羽を殺処分。 |
1月24日 |
午前10時30分から開始し、午後6時で終了。
殺処分羽数は24,965羽。殺処分鶏の埋却地については現時点段階で必要と想定される面積は確保できており、掘削を実施。 |
1月25日 |
午前8時40分から開始し、午後6時45分に終了。
98,109羽を殺処分し、高病原性鳥インフルエンザが疑われる鶏を確認した鶏舎を含む3鶏舎について殺処分完了。
(殺処分累計125,055羽) |
1月26日 |
午前8時55分から開始し、午後7時に作業終了。
本日一日で154,559羽を殺処分し、4鶏舎の殺処分を完了。
(殺処分累積 279,614羽を殺処分) |
1月27日 |
午前8時頃から開始し、午後6時20分に作業終了(殺処分は午後5時終了)。
本日一日で121,232羽を殺処分し、4鶏舎の殺処分を完了。
当該養鶏団地のすべての飼養家きん(殺処分累計 400,944羽)の殺処分を完了。
糞尿の処理についても作業を実施し、発生鶏舎からの搬出はほぼ終了。 |
1月28日 |
午前8時半頃から開始し、午後6時に作業終了。
鶏舎の清掃、糞尿の搬出作業を実施し、発生鶏舎については糞尿の搬出、畜舎消毒まで終了。 |
1月29日 |
午前10時頃から開始し、午後6時半に作業終了
鶏舎の清掃、鶏糞の搬出作業等を実施。 |
1月30日 |
午前10時頃から開始し、午後6時半に作業終了
明日も鶏舎の清掃、鶏糞の搬出作業等を実施。 |
1月31日 |
午前9時半頃から開始し、午後6時半に作業終了。
鶏舎の清掃、鶏糞の搬出作業等を実施。 |
2月1日 |
午前8時半頃から開始し、午後6時半に作業終了。
鶏舎の清掃、鶏糞の封じ込め作業等を実施。 |
2月2日 |
午前9時頃から開始し、鶏舎の清掃、鶏糞の封じ込め作業、農場の消毒等を実施。午後5時に防疫措置完了。 |
詳細情報
高病原性鳥インフルエンザに関する情報提供について(宮崎県)
防疫作業の状況写真(宮崎県提供)(PDF 1020KB)
衛生管理の再徹底について
養鶏農家の皆さまへのお願い
高病原性鳥インフルエンザウイルスを入れさせないために、次の点に注意してください。
野鳥などの鶏舎への侵入やエサ・飲み水への接近を絶対にさせないこと。
- 防鳥ネットの整備は万全ですか?
- 防鳥ネットに破れなどありませんか?
- 鶏舎周囲に穀類等のエサや生ゴミ等の野生動物のエサとなるを置いていませんか?
農場では専用の衣服、長靴などを使用すること。
- 鶏舎用の衣服、長靴のまま外出し、そのまま自分の農場に入ったりしないようにしましょう。
農場(鶏舎)出入口の消毒を徹底すること。
- 農場出入口では車両などの消毒を実施しましょう。
- 鶏舎出入口には長靴の踏み込み消毒槽などを常に設置し、汚れたら速やかに新しい消毒薬と交換しましょう。
部外者への農場の出入りを制限すること。
- やむを得ない場合は、必ず消毒した後に入れるようにしましょう。
日常の観察を十分に行い、早期発見に努めること。
- 鶏の死亡が増加するなど異常が見られた場合には、直ちに家畜保健所に相談しましょう。
鶏、あひるなどの鳥類を飼われている町民の皆さまへのお願い
趣味で鶏、あひる、七面鳥などの鳥類を飼われている皆さまは、上記に準じた対策を行うと供に、特に次の点に注意してください。
鳥類の庭や池での放し飼いはやめて、当分の間、飼育小屋内で飼育すること。
餌箱や水飲み場に野鳥を近づけないこと。
例えば
- エサ箱や水飲み場は飼育小屋内に置く。
- エサを飼育小屋の外にこぼさない。
- 飼育小屋の金網などのすき間、破れをふさぐ。
鳥類の世話をした後は十分に手を洗うこと。
飼育小屋内は専用の靴(ゴム長靴など)に履き替えること。
飼育している鳥類に異常が認めれられる場合は、速やかに市町村等に連絡すること。
新富町農業振興課 電話 0983-33-6034
宮崎家畜保健衛生所 電話 0985-73-1377
関連ページ
高病原性鳥インフルエンザのQ&A/動物衛生研究所